秋田県立
能代高校
東京同窓会
会報 第10号平成12年8月発行
事務局
〒164−8610東京都中野区中央5-7-1
(株)友和内
TEL03−3383−2111

21世紀の東京同窓会

東京同窓会会長 畠 豊彦(通算第25期)

 本年も早や暦上の立秋が過ぎ、同窓会の総会が近付いて参りました。本年は、20世紀最後の総会ですので、来るべき21世紀に求められることについて思いをめぐらせてみました。
 同窓会会則第2条に有るように「同窓生の親睦と相互の繁栄を図り、以って郷土の発展と母校の興隆に寄与する」ことを目的としてゆくことには変わりはありません。しかし、目的を果たすための方法・手段については、老若男女の同窓生がこれからも一層に知恵を絞って考えてゆくところです。
 21世紀の世界的な新秩序の4本の柱といわれていること(民主主義、市場経済、グローバリゼーション、IT(情報技術)革命)や人間の高齢化、少子化などは、我々の生活にも何らかの影響を及ぼすことでしょう。
 21世紀の東京同窓会のために、私は少なくとも「親睦の活性化」と「情報の共有化」が求められていくと思います。
 第一に、親睦の活性化は、同期会の結集、他校同窓会・各ふるさと会との交流等による親睦の輪の拡大、多数の女子同窓生の参加、後輩の激励会・母校の行事等への参加などを、より積極的に実行することにより「親睦」が広く深く活性化されることでしょう。
 第二に、インターネット等を通じて情報の送受信がますます活性化されることにより情報の共有化が進み、親睦に拍車をかけることになります。ただし、同窓会のホームページの利用は、個人的利益にのみ供するものではないこと、「能代高校」のドメインを被ったものであることをわすれてはなりません。
 人間の心と心のつながりが軽薄化するなかで、同窓生であることのプライドを大切にし、同窓会活動がファイトをもって逞しく生きて行くための心の支えの一つとなることを期待したいと思います。
 以上のことが、やがては同窓生、相互の繁栄、郷土の発展、母校の興隆に結び付くことでしょう。

inserted by FC2 system