会報第15号(P2)

節目の年に
能代高等学校長  菊谷 一
 東京同窓会の皆様には、平素から特段のご支援を賜りまして、厚く御礼申上げます。
 本校創立から80周年を経た今年、「松陵を舞う八十の彩色−凌駕する力を今−」(3年生の作品)をテーマに、記念事業の準備が進められております。9月17日(土)の式典当日には、つくば宇宙センターにご勤務の木本雄吾氏(昭和63年3月本校卒)にご講演をいただきますし、祝賀会では、同窓会員による尺八の演奏や謡曲も予定しております。一方、記念招待試合は、13年ぶりに春季東北大会に出場した硬式野球部が羽黒高、秋田商業を、春季全県大会で優勝した軟式野球部が作新学院、仙台商業を招いて行われました。いずれも接戦の末敗れはしましたが、全国大会の予選に向け確かな手応えをつかんだようでした。この試合と能代選抜を通して、地元野球ファンの方々の期待が日に日に膨らんでいくのを感じます。
 ところで、千葉で行われる今年のインターハイでは、体操(2年連続)、柔道女子(同)、空手女子(3年ぶり)の他、個人では柔道男子・女子各1階級、空手男子形、ソフトテニスが全国の強豪に挑みます。文化部では、無線部女子、囲碁部男子団体及び個人、放送部1部門、弁論部(昨年全国準優勝)が全国の頂点を目指します。
 「学力低下」の論議がかまびすしい中、能高生の進学に対する意識は高揚しており、今春の卒業生283名中、国公立大合格者数が96名、四大進学者数は203名となりました。「至誠力行」を拠り所とし、生徒と教職員が一体となり最後まで諦めなかった結果だと思っています。なお、都内に進学先が決まった新同窓会員は、四大・短大への57名、専門学校への7名、就職の5名でした。
 貴会のより一層の発展をご祈念申し上げますとともに、多くの皆様に、記念式典や祝賀会へご出席下さいますようご案内申し上げます。

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