会報第15号(P2)

明日の東京同窓会のために
東京同窓会会長  畠  豊 彦
 東京同窓会の皆様の長年にわたるご協力に対し深甚より感謝申し上げます。
 私は東京同窓会の活動を継続するために微力ながら努力をしてまいりましたが、省みれば力及ばず抜本的な課題が山積していることを今更ながら感じております。
 「同窓会とは何ぞや」、それは継続して存在させるべきものであるということです。同窓会は、卒業生が、先輩や同期生を通じて自分のアイデンテティを確認する、同根の仲間に囲まれた場であります。そして、卒業生がいる限り永遠の存在が望まれるものであります。そうであれば、同窓会はその存在を継続させるための組織と活動が不可欠であります。
 そこで、同窓会に必要な日常業務を考えてみますと、年会費等の会費徴収、金銭の収支管理、会議の開催等の通知、会報の作成・発行、インターネットホームページの管理、本部又は支部同窓会又は近隣同窓会との連絡・交流、総会・懇親会の企画・実行、会員名簿・個人情報の管理(追加、削除、訂正、利用停止、開示)等と種々の業務が錯綜しております。
 それでは、これらの日常業務を停滞することなく遂行するためには、どうすればよいでしょうか。最小限の人員と要処理時間及び必要機器とスペースの確保が必要であり、それを調達する資金と調整する人材が必要だということであります。
 そこで、私はこれまでにできなかった次の対策を提案しておきます。

@会費の負担減をはかる→運用資金の安定化(例  えば、会費1000円/年×5〜10年分の納付。 神奈川S高)、(又は、年会費と懇親会費の両方 に若年・中年・老年の差を設ける)
A会員の啓蒙運動をはかる→運用資金の増加(高 齢者による寄付運動、年会費免除の廃止、フリー マ・オークション等の開設)
B同窓会業務の負担減をはかる→日常業務の円滑 化(退職者、自営者のボランティアを募集、一 部業務の代行委託、役員幹事業務の細分担化)
C同窓会への勧誘→親近感、必要性を高める(就職・ 進学等の相談、アドバイザー、同好会など趣味の
 場を作る。例えば、俳句、川柳、絵、写真、テニス、  スキー、ハイキング、囲碁、マージャン、等)
D本部同窓会との提携→運用資金の安定化、日常 業務の円滑化(二重年会費支払の解消、教員依 存事務局体制の改善等)。新しい執行部が以上の 諸点を参考にして課題に取組み、できるものか ら実行に移していくことにより、明日の東京同 窓会が元気な姿で継続してゆくことを心から祈 念する者であります。 

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