会報第15号(P1)
平成17年度 能代高校東京同窓会総会のご案内 |
【日時】 平成17年10月15日(土) |
2005年 講演会 講師:菅原貞敬氏 第27期 |
講師紹介 菅原 貞敬(すがわら さだとし)氏 昭和14年2月向能代生まれ。東雲中学から吾が能代高等学校へ。在校中は、バレーボール部の中心選手として活躍。その大物振りは、早くから“超高校級選手”として注目された。3年の時には、全日本高校選手権大会に、秋田県代表として臨み優勝。東北・北海道に初の栄冠をもたらすと共に、能代高校バレーボール部を全国高等学校の頂点に導く大活躍をした。当時の秋田魁新報は、その超弩級の活躍振りを「菅原のスパイクは相手チームが3人ぐらいブロックしても破るほどすごいもの」と報じている。天性の身体能力に加えて不断の努力家で、授業開始前の早朝、一人黙々と練習に励む練習の虫でもあった。 卒業と同時に、(株)東洋レーヨンに入社、実業団バレーボールチーム“東レ九麟会”の花形選手として活躍。ここでも東北人の粘りを発揮し練習に励み、2年後には、全日本バレーボールチームのメンバーに選抜、昭和35年ブラジル、37年モスクワの両世界選手権大会への出場を果たす。昭和39年、第18回東京オリンピック大会に男子バレーボール日本代表チームの一員として出場、「点の取れる菅原」として銅メダル獲得に大活躍し、全国民を熱狂させる。 昭和43年、“東レ九麟会”の監督に就任、プレーイングマネジャーとして若手・後進の育成、強化に情熱を燃やす。その後、全日本ジュニア総監督、全日本ユース男子監督などを歴任、アジア選手権や世界選手権で成果を挙げる。この中から、川合俊一や中垣内祐一などのスター選手を育て上げた。 平成3年アラブ首長国連邦監督、同7年にはケニア女子ナショナルチーム監督に請われて就任。バレーボール後進国の選手強化に、日本式の技と根性を叩き込むやり方で取り組む。平成12年、ケニア女子ナショナルチームの監督として、同チームを率いてシドニーオリンピックの檜舞台に立つ。帰国後は、再びVリーグに復帰、日立佐和女子バレーボール監督等を歴任。この間、能代市制50周年記念の特別功労賞などを受賞。本年4月からは、秋田県体育協会の委嘱を受けて、平成19年の“秋田わか杉国体”を目指し、国体強化アドバイサーとして選手指導に取り組む。今こそ、生まれ育った秋田に対する恩返しの時と、改めて選手強化に情熱を燃やしている毎日である。 現役時代はバレーボールの花形選手として、又、その後は若手選手の優れた指導者として、バレーボール一筋に懸けた情熱と男の生き様を、豊富な国際経験と多彩な人々との交流を織り交ぜて熱く語ります。御期待下さい。 |