会報第14号(P2)

能高就任にあたって
能代高等学校長  菊谷 一
 東京同窓会の皆様には、母校の教育振興と在校生の激励のために、平素から特段のご支援を賜りまして、厚く御礼申し上げます。前任の阿部校長の後任として、県高校教育課から転任してまいりました。前校長同様に、ご鞭撻くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 就任早々に、同窓生各位から、貴重なご助言をいただきました。それを真摯に受け止めて、期待に添うべく、「学校週五日への対応」「大学進学の質と量の拡大」「部活動の活性化」の3つの課題を先生方に示し、生徒のやる気を喚起し、本年度のスタートを切ったところであります。全力を尽くしてまいる所存であります。
 少子化傾向が一層進み、県財政の逼迫した状況の下で、県教育委員会は今後の本県教育の方向を示す素案を発表しました。その中には能代市内5校の高校統合整備計画も含まれております。また、本校は来年度から、学級数を一つ減じて生徒募集することになりました。これらの新たな課題にも早々に対処しなければなりません。
 全県一通学区となる来年度からはある意味で本校の真価が問われることになります。本校の歴史と伝統を踏まえつつ、将来構想を検討していきたいと考えております。
 東京同窓会の発展を祈念して、ご挨拶を申し上げます。

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