会報第14号(P13)

「能代」の名前が消えそうです!
 −能代山本市町村合併により−

 藤里町を除く能代山本七市町村の合併協議が進展していますが、まもなく新市名を決定する日が近づいてきています。
 新市は来年3月31日の発足を目指していますが、新市名のほうは8月30日に決定するというスケジュールになっていますから、この会報が同窓生の諸氏に届く頃はもう決定をみているかもしれません。
 新市名は、合併する七市町村の既往の名前は使わないことを条件に一般公募し、その中から一般投票や名称選考小委員会の委員による投票により決定されます。
 最終投票は、最終選考候補10作品の中から、会長及び委員36名が一人1作品を投票し、3分2以上の票を得た作品を新市の名称として決定することになります。
 これまで公開されている有力4市名の選考理由を得票数順にご紹介します。

『白神市』(しらかみし)
 太古からの息吹を脈々と受け継いでいる世界遺産「白神山地」は、日本はもとより世界的にも知名度が高く、この麓に位置する新市が「白神」の名称を冠することにより、国内外へ広くアピールできるほか、地域ブランドとしての利活用等による経済波及効果は極めて大きいものがある。
 また、新市のほぼ全域から白神山地を仰ぎ見ることができるため、すべての住民が共有でき、日頃から慣れ親しんだ呼称であるとともに、響きが良く、書きやすいなど新市の名称としてふさわしい。
『米代市』(よねしろし) 
 7市町村のほぼ中央を流れる米代川は、能代平野の穀倉地帯を肥やし、天然秋田杉等の森林資源や農産物の搬出、沿岸地域との交易など永きにわたり地域の人々の生活を潤してきた。流域市町村の合併ということで住民が慣れ親しんだ呼称であり、地理的にも容易に理解できるほか、歴史的・文化的な背景や知名度を考えても新市の名称としてふさわしい。
 また、米代川の流れのように和をもって一つにまとまり、よどみなく発展してほしいという願いが込められている。

『北都市』(ほくとし)
 新市は秋田県の北部に位置し、県北地区では最大の人口を有する市となることから、政治・経済・文化の中核的都市としてふさわしい名称である。
 また、7市町村を北斗七星にたとえ、合併してもそれぞれの輝きを失わず、結束してさらに発展してほしいという願いが込められている。

『あきた白神市』(あきたしらかみし)
 世界遺産「白神山地」の南麓に位置するということで、「あきた」を冠し、青森県側と区別した。新市の内外に向けたアピール度と、ネームバリューを最大限に活用した様々な施策等の効果が期待できる。
 また、新市の将来像「大いなる自然と大地の恵み、夢あふれる創造と協働の都市(まち)」にも合致しており、自然と人生との共生のシンボルとして、新市の名称にふさわしい。

 このほかの候補名は次のとおりです(いずれも獲得得票は1票です。)。
 秋田白神市、しらかみ市、北羽市、七郷市、七里市、よねしろ市

(注)解説文は能代山本七市町村合併協議会HPより転載

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