会報第12号(P2)

平成14年度総会に寄せて
東京同窓会会長  畠  豊 彦

 本年は全国的いや世界的に雨量が多く、秋田の方では稲が背だけ伸びて心配されているようですが、残暑により日差しが回復し平年作になるよう祈ります。
 東京同窓会の平成14年度総会の開催にあたり、一言挨拶を述べさせていただきます。  本年度から総会において活動方針と予算案を会員の皆様に提示しご承認いただければ、これに基づいて1年間の活動を進めて参りたいと考えます。
活動方針等は別頁に記載のとおりですが、基本的にはこれまで先輩達が一生懸命進めて参った道程の追認であり、過去の歩みに立脚したものであります。
 したがって、「基本方針」にいう「会員の増加に努める」ことも「会費等の増収を図る」ことも同窓会としての永久普遍の方針であります。
 しかし、時代の流れにより少しずつ変化せざるを得ない面が「情報の共有化」であり、「広域での交流」であります。21世紀はまさにIT時代であり、情報の波は地球的規模で私達一人一人の手中に容易に得ることも発信することもできる世の中であります。私たちは、能代高校同窓会の会員であると同時に東京同窓会員でもある二重会員であります。同じ学び舎から巣立った同窓生が、やがて他の地域に定着しても二重会員から免れることができないわけですが、二重会員は双方の同窓会から二重の情報を享受できるはずです。また、北海道支部の会員も東京同窓会員もお互いの情報を容易に入手することができるべきでしょう。それを可能にするのがインターネットのホームページですが、まだ紙情報の方が多くの会員にはなじみ易いことから、情報の共有化のためにホームページと会報の両面から質と量の充実化を進めていく必要があります。
 また、人間と人間との交流が一層必要になって参ります。本部同窓会の総会・新年会への参加、本部支部役員懇談会の開催なども進めるべきでしょう。在京の他高校の同窓会との交流を通じて共通する課題についての情報交換やふるさと会への奉仕等について意見交換をすることも意義があります。そして、これらを恒常的に行うために必要なのがお金と人材であります。
 このように見てきますと、本会の目的(会則第3条)である同窓生の「親睦と相互の繁栄を図る」ための手段である本会の活動は、一方では課題山積の状態を抱えながらも、これからの時代にとって一層重要であると思います。
 本年は、若手の役員及び幹事の加入により新しい知恵と果敢な活動が十分に期待できる体制になりつつありますので、目標を高く広く持って東京同窓会の活動を前進させて参りたいと考えております。 会員の皆様の一層のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

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